アルガノーリの食卓 La banchetta di Alganori |
幻のコンパス かつてシェフが若く貧しい頃よく食べていた、というよりほぼ毎日食べていた料理を現在アレンジしながらリメイクしたものが今回紹介する「コンビーフ・パスタ」です。イタリアではコンビーフを食べることはありませんが、先日某世界食料品店でアルゼンチン産のコンビーフが売られているのをアルゲノーリは発見しました。 ところがここで問題が発生。コンビーフを開けようと金具をまわしたら、ブチっと金具が切れてしまったのです。日本ものと違って慎重にと思っていたのですが、逆に回したのがわるかったのでしょうか。しかしなぜコンビーフのカンズメに限ってこのような開き方をするのが、アルゲノーリは疑問の色を隠せません。
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シェフ・アルガノーリのオッジのクチーナ やはりイタリアにいるとなんとも日本食が恋しくなるものです。給料も出ないので、昔 3 年前ぐらいにもらったカンズメを開けることにしました。いわしか、サバのような魚です(ふたに書いてあるだろうに…) ご飯はヴィットリオ広場にある中華食材店の米、 1 キロ 2 , 5 ユーロの「日の出」(日の出とかいて SINODE となっているので江戸っ子なのだろう)を炊きました。暖かいのが特徴です。カンズメはそのまま開いてガスコンロにかけてできあがりー。小魚 1 匹あたり半合でたべないといけません。なぜなら2合炊いたからです。 味噌汁は、インスタントのものが残っていました。賞味期限切れたのが。あとキンピラごぼうもあったので食べました。ちなみにイタリアには牛蒡がありません。でも嫌いなのでどっちでもいいです。 |
具の骨頂のスブータ
まあとにかくトロトロっぽい酢豚ができ、今回のシェフ唯一の創作と言える中華米ご飯とともに、食卓に並んだのでした。
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シェフの修正
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仕込み鶏のスパゲティ そのうちにねぎを刻みます。そして鶏を炒めます。この際にワインなどの漬け汁は少し残しておきます。 |